表面実装型抵抗器
小さく、優れた信頼性
表面実装型抵抗器は小さな長方形のセラミック体で、両端が銀の導電エッジになっています。 表面実装技術型とも呼ばれる SMD 抵抗器には、プリント基板 (PCB) 上のスペースを節約できるという利点があります。smt production lineのスペースには、抵抗値コードが印刷されています。製造の際は、はんだペーストが印刷された PCB の取り付けパッドに、チップマウンタ装置を使って抵抗器を自動的にセットしていきます。その後、ボード全体をリフロー オーブンで加熱することにより、はんだが正しい位置に溶かし込まれ、接点が作られます。
表面実装型抵抗器は、より一般的なアキシャル リード抵抗器と機能面では同じですが、電力損失をより低く抑えられる上、多くの場合に浮遊インダクタンスやキャパシティも低減できます。表面実装型抵抗器には、最も広く使用されている厚膜型、正確で安定性に優れる薄膜型、電流検知に使用する金属ストリップ型、フラット チップとは対照的な成形構造の巻線型といった、さまざまなタイプがあります。
Q: SMD 抵抗器とは何ですか?
A: SMD とは、表面実装デバイスのことです。SMD は、表面実装技術 (SMT) で使用するために作られた電子部品です。SMTは、より高速かつ効率的で安価な小型のコンポーネントを使用するというプリント基板 (PCB) メーカの継続的な需要を満たすために開発されました。SMD はスルーホール型抵抗器よりも小さく、ワイヤ リードが PCB を通過しているのではなく、結線が PCB の表面のパッドにはんだ付けされています。これにより、PCB に穴を開ける必要がなくなり、PCB の両面をさらに有効に使用できます。
Q: SMD はどのように作成されていますか?
A: SMD は、端部接続電極ベースをアルミナ基板またはセラミック基板上に配置することによって作成されます。その後で抵抗器が焼成され、電極が所定の位置に保持されるようにします。次に、抵抗材料のフィルムが印刷または溶着され、抵抗器が再度焼成されます。その後、抵抗器は保護コートの連続層で覆われます。これらの層は塗布するたびに乾燥処理が行われ、機械的損傷と水分やその他の汚染物質の侵入を防ぎます。最後に、表面が大きい場合は、抵抗器にマーキングが配置されます。抵抗器は、ピック アンド プレース式装置で使用できるようにブリスター ロールの形でパッケージ化されていますが、バラ状のコンポーネントとして提供することもできます。
表面実装型抵抗器は、サイズが小さく信頼性に優れているため大量に普及しており、電子機器では多く利用されています。表面実装型抵抗器は、電気通信・自動車・医療用機器だけでなく、個人用デバイスやディスプレイ、高度な技術研究計器でも広く利用されています。
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